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P2307
Nature Positive University

​メンバー数

現状

開始時期

進行中

2022.11

10

*2024.11.5現在

Nature Positive(ネイチャーポジティブ)とは、生物多様性の減少傾向を食い止めて回復に向かわせる、地球規模の目標です。私たちは2022年11月に「東京大学がNature Positiveに貢献できるようにする」ことを目的に、このプロジェクトを立ち上げました。

 

オックスフォード大学、UNEP Youth & Education、UN Decade on Ecosystem RestorationはNature Positive Universityというネットワークを構築しました。このネットワークは、世界中の大学のNature Positive Pledge(生物多様性を推進することへの宣誓)への署名と目標達成を呼びかけています。Nature Positive Journey(生物多様性を推進するための思考のフレームワーク)を活用し行動することを推進しています。

 

私たちのチームには、Nature Positive Universitiesの学生アンバサダーが参加しています。所属大学である東京大学のNature Positive Pledgeへの署名と、その後の大学でのNature Positiveな取り組みを報告することを目的としています。また、学生がNature Positive Journeyを達成するためのガイドとなるツールキットの作成にも携わっています。

今後の活動について

  • キャンパスや大学所有地の生物多様性の調査

  • 大学の生物多様性フットプリントの調査

  • 生物多様性に対する大学の戦略と行動計画の策定

この活動に興味のある方は、是非ご参加ください!

NPUプロジェクトの活動計画

キャンパス・大学所有地の

生物多様性モニタリング/監査の実施
報告書の作成
- 炭素の隔離/貯留
- 生物種のインベントリ

Biodiversity

: ベースライン調査

運営・サプライチェーンの

データ収集
- 食品購入 (COOP)
- 調達(Race to Zero チーム)
生物多様性フットプリント算出

Impact

: フットプリント分析

教育・アウトリーチを通じた

市民参加型のBioBlitzをキャンパス内外で開催
- Citizen science 推進
- iNaturalistで可視化
各種イベントで報告/発表

Promotion

: 生き物調査イベントBioBlitz

 

東京大学の生物多様性戦略 & 行動計画(UTBSAP)の策定
ベースライン・SMART目標 etc. → まずは各キャンパス・研究科/所からでも
将来的に国際的な基準や報告制度との整合化 Ex. SBT for Nature, CDP, TNFD

Strategy & Action Plan

: ケーススタディ

​メンバーから一言

私がGXSNに入ったのは、去年の第一回のsustainability weekに参加者側で参加し、プロジェクトの内容やその行動力に圧倒され、感動したからでした!確かな熱意と、建設的に積み上げて成果を残していく姿勢は、同じ大学生とは思えないほどで、プロジェクトに入ってからもメンバーや協力してくださる皆さんから本当に多くのことを学んでいます!

 

ぜひ私たちと一緒にNature Positiveな大学に向け、一緒に取り組んでいきませんか?

N.M. 学部2年 (2024.03現在)

​これまでの主な活動

2022年

COP15

CBD COP15(生物多様性に関する国際会議)のサイドイベントにて「Nature Positiveに向けた大学の取り組み」についてプレゼンを行いました。開催地であるカナダに渡航し、1チーム4名の学生(学部生2名、院生2名)で参加しました。事前に2回ワークショップを開催し、学生アンバサダーともディスカッションをした上で、当日を迎えました。

2023年

弥生BioBlitz

BioBlitzは、一定の場所や時間内で生き物の写真を撮影して、アプリで共有し、種類を同定するイベントです。大学を拠点に地域のみんなで生物多様性を見える化することを目的に行いました。
4月に開催した弥生BioBlitzでは、野球場の周りで観察しました。当日は約40人にご参加いただき、約250の観察記録と約70の生物種が追加されました。

 

駒場BioBlitz

6月開催した駒場BioBlitzでは、ラグビー場の周りで観察しました。当日は約100名にご参加いただき、約350の観察記録、約70の生物種が追加されました。

 

東京大学生協食堂メニュー
フットプリント計算の取り組み

NPUはRace To Zeroプロジェクトと合同で、生協食堂メニューのフットプリントの計算に取り組んでいます。Oxford大学や生協食堂の皆様にご協力をいただき、11月頃に本格的な計算が始まりました。

 

COP28

COP28において、 ‘Nature Positive Student Ambassadors: A Global Showcase of Student-led Campus Action for Nature’ のセッションにオンラインで参加し、東京大学NPUプロジェクトの活動内容についてプレゼンテーションを行いました。現在東京大学でNPUプロジェクトを運営しているメンバーの多くが、Nature Positive Student Ambassodorsに登録していて、このような貴重な機会を得ることができました。セッションでは他国の大学の取り組みについてのプレゼンテーションを聴くなどして、国を超えて協力し、またお互いに学び合おうとする各国の学生の熱意に大変大きな刺激を受けました。

2024年

東京大学生協食堂メニュー
CFP(カーボンフットプリント)表示の取り組み

1月22日(月)〜1月26日(金)の5日間、CFP(カーボンフットプリント)を生協の一部メニューに表示する取り組みにRace To Zeroプロジェクトと合同で参加しました。昨年8月に銚子への視察に一部のメンバーが参加し、その後10月下旬頃から本格的にプロジェクトに向け動き出しました。プロジェクトには多くの方が関わっている中で、GXSNはCFP表示カードデザインやアンケートの作成、アンケート結果の分析などを担当しました。先生方や生協の方々、銚子の方々にもご助言をいただきながら、プロジェクト内で議論を重ねました。また、アンケートやCFPラベルでは表現しきれない情報を補うため、取り組みの実施に合わせて特設ページも開設しました。アンケート分析の成果は2月19日に行われたシンポジウムで発表しました。

上野BioBlitz

2024年最初のBioBlitzは、Sustainability Weekを4大学で共同開催したことにあわせて、東京大学に限らず様々な方の参加を意図し、上野恩賜公園で開催しました。24名にご参加いただき、246の観察記録・82の生物種が追加されました。

​公開資料

 

2022

  • 22.12.03 NPU Student Toolkit Co-creation Workshop 1 スライド

  • 22.12.10 NPU Student Toolkit Co-creation Workshop 2 スライド

  • 22.12.12 COP15 Fifth Science-policy Forum For Biodiversity and 8th International Conference on Sustainability Science Session 12 スライド

 

2023

  • 23.05.01 東京カレッジ ブログ 記事

  • 23.10.21 第22回東京大学ホームカミングデイ ポスター

  • 23.12.01 COP28 Nature Positive Student Ambassadors: A Global Showcase of Student-led Campus Action for Nature ポスト / スライド

 

2024

  • 24.01.21 東大生協食堂メニュー CFP表示の取り組み / webページ

  • 24.02.19 シンポジウム「東京大学で目指すべき ネイチャーポジティブ・アクション 生物多様性の保全と回復に向けて」ポスト / スライド

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